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 私、村上がメーカー、排気量、新旧など車種にこだわらず一般の人よりたくさんのバイクに乗れる立場を利用して、私なりの試乗インプレッションを、語らせていただきます。皆さんのバイク選びの御役に立てればうれしいです。

 今回は、プジョーのニューフェイスTWEET150です。ヨーロッパでは定番、ハイホイールと呼ばれるホイールが大きなスクーター。本来はオプションのフロント大型スクリーンとトップケース付きのお買い得バージョンとなりました。


PEUGEOT Tweet150ABS
空冷単気筒4サイクル150cc
¥270、000(税抜き)








シート下のメットインスペースはヘルメット一個分。大型のものは入らないかもしれません。トランク内にキルスイッチを設置。





時計や燃料系など、一通りの機能を詰め込まれたシンプルなメーター。






乗ってみました
ハイホイールスクーターはアプリリアのスカラベオが作り出したジャンルですが、数年前に日本で売り出した時、いかにもヨーロッパらしいスタイルでちょっとしたブームになりました。今でもヨーロッパでは定番で、沢山走っているようですが、残念ながら最近の日本でこの手のバイクがヒットしたという話はあまり聞かないのが正直なところ。ハイホイールの良いところは何と言っても大きなタイヤがもたらす安定性です。小径ホイールのステンッ!!と行く感覚は全くない、普通のギア付きバイクのような操縦性が一番の持ち味。安全性の高さは別次元です。今回もハンドリングに関しては、ある程度乗る前から想像がついていたし、実際乗ってみても期待を裏切らないものでした。初めてのバイクでも何の癖もなく安心して乗り回せます。
むしろ、今回試したかったのはエンジン。ジャンゴとほぼ共通と思われる空冷の150エンジンがどれだけ走るんだろう。という部分を試したかったのです。赤坂のショールームから乗り出して246。外苑周辺から原宿、麻布、六本木など、都会ですが、意外とアップダウンがある地域を走ってみました。速いというレベルではありませんが、過不足なく加速するし、低速もあるので上り坂も楽々。撮影しながらストップアンドゴーを繰り返してもストレスなく行けます。車体も125ベースと思われる大きさなので、乗り降りも、押し引きも楽々。高速を走る機会はありませんでしたが、100km/hは出るでしょうから、楽々でロングツーリングへも行けそうです。野菜や魚も買って帰れますね。
ある意味全ての点において及第点。強いて上げるとすればその優等生ぶりが難点と言えるかもしれません。スタイルも各社同じような感じで個性が出しにくく、地味とも言えます。それが「大人のヨーロッパスタイルです。」と言い切れるほど、センスの良さが出せる大人になりたいですね。











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