プジョージャンゴ アリュール
空冷4サイクル１２５ｃｃ
￥３８１,２４０
特筆すべきはその車体の大きさ。私が普段使用しているＶＥＳＰＡ250ＧＴＳとほぼ同格。特に都会では重宝する大きさです。
トップケース付きの最上級モデル、アリュール。スクリーンも標準装備。残念ながらシート下には大きなヘルメットは収まりきらないのですが、これはVESPAと同じで、デザインを重視した結果なのだと思います。2分割のシートや長いお尻が、ちょっとレトロでエレガント。
おしゃれな都会がよく似合います。
乗ってみました
跨った感じは大柄でゆったり。VESPAと比べるとハンドルが高い位置にあって、アップライトな感じ。アプリリアのスカラベオを思い出させるポジション。シートは国産車よりもちょっと高めです。普段、私が乗っているVESPA GTS250と同じくらいでしょうか。車体が大きく見えるので重そうですが、パワー感も、まあまあで、何の不自由もなく使えます。
試乗したのがトップケース付きモデルだったので、重心が高くなってしまい、慣れないうちはちょっと振られるイメージです。しかし、これはすぐに慣れる範囲。VESPAでもトップケースを付けると、これと全く同じ印象を受けるのですが、利便性とハンドリングのどちらを取るかということだと思います。因みに私は、VESPAのトップケースを持っていますが、ほぼ付けません。大きな荷物がある時にはキャリアに括り付けます。もし、自分でジャンゴを選ぶとすればケース無しを選ぶと思います。ジャンゴですとタンデムシートに荷物載せてタンデムバーに縛るでしょうね。
最新のバイクらしく、ABSも装備してますが、これはフロントのみ。ある意味合理的で正解なんだと思います。
ちょっとビックリしたのは伝わってくる振動が極めて少ないこと。スチールモノコックフレームのVESPAに乗ると、皆さんが一番最初に驚く部分が、スムーズな乗り味ですが、このジャンゴもそれとほぼ同じ感じで、ジャンゴのラクチンさと優雅さを醸し出すのにとても大きな役割をはたしています。スタイルに加えて、この乗り味はスーツを着ていてもジーパンにTシャツで乗っても、とてもおしゃれに映ることでしょう。赤坂でお借りして、六本木、東京タワーから銀座周辺をご機嫌で回ってきました。
そして、もう一台はスポーツスクーター。スピードファイトです。
プジョースピードファイト
水冷４サイクル１２５ｃｃ
\360,720
シート下にはシールド付きジェットヘルメットがちゃんと収まりました。中にシガーソケットとハンドル中央にナビマウントが嬉しい標準装備。
乗ってみました
跨ってみると、いかにもヨーロッパのスポーツモデル。少々シートが高めで低く構えたハンドルがやる気満々。ジレラランナーとよく似てます。コーナーっぽいところを探して神宮外苑から麻布周辺をウロウロしてみる。「乃木坂４６と青山墓地は紙一重」ということを再認識したことはさて置き、軽く攻めてみても、その見た目の印象を裏切ることはありません。ジャンゴの空冷に対してこちらは水冷エンジンを採用。なかなかパワフルですね。登りもコーナーの立ち上がりも、グングン加速します。高剛性の車体とサスペンション、13インチ大径ホイールで安心感抜群。ブレーキもよく効く。これなら奥多摩に持ち込んでも充分楽しめる。ヤマハのＮーＭＡＸにライバル出現です。